【絶版 邦訳版】OUR MAGIC By Nevil Maskelyne

【絶版 邦訳版】OUR MAGIC By Nevil
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1962年,かのダイ バーノン(Dai Vernon)が来日レクチャーした際,”マジシャンならOUR MAGICを読むべきだ”と言いました。

 

それが本書です(見所は後述)。

 

英米圏では「マジックを演じる24のルール」が有名で,その出所でもあります。

 

(例:2つの現象を同時に生み出してはならない)

 

 

英原版は,1911年に「ネヴィル マスケリン(Nevil Maskelyne, 1863-1924)」が書き記しました▼

 

 

(彼の父も,英国黄金期のマジシャンで「人体浮遊」などが有名)

 

 

<邦訳版の趣旨>

この邦訳版は,「(有)マリックエンターテインメント」が限定数のみ発行した希少物(2004年,186ページ,絶版)です。

 

時価資産としての価値はもちろん,もはや「博物的資料」です。

ーーー

 

英原著は,「100年前もの古文」かつ「難解(挿入話が多く,主題を読み取りにくい)」でした。

 

翻訳者の加藤英夫は,7回もの全文校正を重ね,文章表現の難しさを解消しました。

 

▶︎英語が読める方でも,原著で理解するより,圧倒的に楽なはずです。

 

 

【送付物 状態】

貴重な1点物(古書)です。

 

読書には問題ありませんが,経年ダメージと書き込み(蛍光ペン 多数)があります。

 

あらかじめご了承下さい(返品は一切不可)。

 

 

 

 

<見どころ>

「アート(芸術)としてのマジック」という高みを掲げ,現象・表現・演技者etc...について,非常に深い洞察を繰り広げます。

 

 

すなわち「奇術理論書」であり,トリックの解説ではありません。

 

要素やキーワードを明確化しており,黄金律に導かれるような普遍性(時代を超越するルール)があります。

 

例えば,ルール13をご紹介しましょう↓

 

 

「2つの現象が同時に起こるというプレゼンテーションは,一方が累積的な効果のものであり,他方がその結末としてのサプライズであるときに実現可能である」

---

 

これは冒頭に例示した「2つの現象を同時に生み出してはならない」についての「重要な例外」です。

 

▶︎このように,総じて,国際大会等の審査レベルに要する演芸理解(評価基準)でしょう。

 

 

【章立て 紹介】

1章 The Real Secrets of Magic(マジックの本当の秘密)

マジックの秘密(仕掛け)が頻繁に世間の話題となるも,「マジックというアート」の本当の秘密に感心が寄せられたことは,ほとんどありません...私たち(本書)の目的は「真の秘密」を解き明かすことにあります。

 

2章 The Three Degrees in Art(3種類のアート)

"マジシャンとは,マジシャンの役を演ずる演技者である"と述べたのは,かのロベール・ウーダンです。この表現にはひとつの間違いが含まれています。修正するなら...

 

3章 Unity(ユニティ)

マジックにおいて「Unity」は,成功への最重要事項です。このことはアートが世に生まれた当初から理解され,認められてきた事実です。

 

4章 Consistency(一貫性)

重要度において"Unity"の次にランクされるのは,おそらくConsistencyでしょう。マジックにおいて,それを大雑把に表現するなら...

 

5章 Justification(ジャスティフィケーション)

正当な理由がない限り,これまで認めたルールを除外してはならない。除外理由に該当する中で,群を抜いて重要なものがあります。それは...

 

6章 Surprise and Repetition(「大きな驚き」と「小さめの現象の繰り返し」について)

サプライズというものは,あるものが突然に状態を変えたり,場所を変えたりすることによって生み出される効果です。その効果は......に起こるものでなければなりません。...

 

7章 Effects of Transition(トランジション効果)

サプライズ・リピテーションに加え,段階的に視覚的変化が起きるという,トランジションという効果があります。典型的な例として...

 

8章Climax(クライマックス)

ドラマ(劇作)とマジックの明確な相違点について。その違いを見極めることこそが,重要な情報をもたらすことでもあるのです。私たちのアート(マジック)をより深く理解できることになります。

 

9章 Presentation(プレゼンテーション)

マジックというものは,「ほんのつかの間のアート」であり,実際の演技が行われている時にしか存在しないものであります。したがってプレゼンテーションなしにマジックにおけるアートはありえない、と言うこともできるでしょう。

 

10章 Rehearsal(リハーサル)

初めに個々の部分についての細部を,そして後から全体をリハーサルする。それらを完璧に行った後に観客に見せるべきである。このシンプルなルールの奥には,もっと多くの意味が隠されています...

 

11章 Speed in Presentation(プレゼンテーションの速度)

マジックのプレゼンテーションにおいては,スピードが最も大切なポイントです。マジシャンが目指すべき標準を見つけるべく論理的に考えて行くことに致しましょう。

 

12章 Patter(セリフ)

ある人たちはセリフはマジックというアートにとって最も重要なものであると述べ,ある人たちは全く不要のものだと述べています。真実は...?

 

13章 Stage Manner and Personality(ステージマナーとパーソナリティ)

舞台に立ったら,まず覚悟しておかなければならないことは,あなたという人間に全く関心を持っていない人々の前に立つのだと言うことです。重要なことは...

 

14章 Mental Attitude(メンタル面のコントロール)

観客に好意を持ってもらうことは,演技者の成功の第一歩であり,観客の反感を買うようなことは,何においても避けるべきです。

 

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